同期会

先日、入社1年後研修のようなもので約一年ぶりに同期と再会した。

住む場所も部門も各々異なっているが、私と同じ営業がどちらかと言えば多い。

会計、企画等の事務・総務系はやはり楽そうだった。

こればかりは博打で、資格や専攻等の個人のステータスが加味されて配属ではないようなので何とも言えない。

「エクセル表計算しか最近してないわ」と宣う事務系の社員と話していると別の世界の住人だなと思ってしまう。

私は地方のドブ板営業で、そういった方と比べれば否応もなくこの組織の構造や事業について多少なりとも知っている部分はあるので諸々のブラック要素について語った。

話を聞いたほうはたまったもんじゃないと思ったかもしれない。そのあと「辞めようかな」とぼやいていた。

部門が変われば幸せになれるかというとそうでもないと思っている。

結局、人事に関しては余剰なき玉突き人事の繰り返しなので、連続性のあるキャリア形成などここでは用意されておらず、ひたすら場当たり的に穴埋めとして割り当てられるだけである。しかも全国各拠点のどこに行くかもわからない。

月2万以下の家賃手当だけで田舎工業都市への片道切符を握らせるのだから恐ろしい。

女性からは結婚できるか不安という声も聞いたが、こうした状況なので未婚率は高いんじゃないかと思う。

転勤なしという時代もかつてはあったようで、もっと上の世代は夫婦で職場結婚し地方公務員の2馬力のような働き方で逃げ切っている人もいて、若手に負担を押し付けて不条理だなとも感じるところだ。