夢供養

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久々に夢を見た。百貨店の駐車場と思しきところで大学時代の先輩と談笑している自分の姿が見える。

夢自体は何ともない光景なんだが、その先輩が出てくることにちょっと驚いたので少し書いてみる。

 

その先輩は同じ大学でフランス語を専攻していた女性だ。アルバイト先で知り合った。

特段美人でも無くどちらかというと暗い印象だった。

アルバイトを2つ掛け持ちしていて目にクマがあり、苦学生といった感じだった。

 

その後彼女はバイトを辞め会う機会も無くなったが、ある日大学の広報誌に目が留まった。

そこには、これまで目にしたことのない晴れやかな笑顔の写真とともに留学のエピソードが掲載されていた。

フランスへの憧れ、バイトで資金を必死に貯めたこと、希望していた貿易関係の仕事に職が決まったこと、今まで耳にしたことのない彼女の夢や将来への希望がそこに確りと刻まれていた。

あれほど帰り道に沢山話をする機会があったのに、人の抱いてた夢に気を向けることもなかったのだなあと自分の疎さを憎らしく思った。それと同時に、やはり夢を実現した姿は眩いものだなあと感心したものだ。

 

もう2年程前のふとした出来事がこうして夢になったのも、今抱いている悩みや苦しみが映し出されているのだろう。

きっと別の世界への憧れが彼女の姿を呼び寄せたんだと、そんなことを考えていた。

 

将来の展望

「3年は耐えなければ会社の全体像は見えない。
それより前に辞める者は見る気が無かった言わざるを得ない。」
これが今の職場の先輩が同期の退職に際して発した言葉だ。
言わんとすることは分かる。3年経てば4年目からは基本給のベースが上がることも、業務にもある程度の慣れや経験が出てくることも。
しかし、3年経って希望の地に行くことができるのか、行けたとしてもまた辺鄙な地に追いやられるリスクを背負うのか。考えるほど人生設計の難しさに煩悶する。
先輩は俺も君と同じくらいショックなんだと言った。
彼女の不満や悩みなど何も知らないくせによく言えたものだ。
他人が辛い心境を訴えているとき、容易く「俺も同じくらい辛い」、「痛いほど分かる」といった発言をするのは控えようとこの時思った。そんな歯が浮くような台詞は当事者にとって何の慰謝にもならない。ともすれば噴飯ものだ。

とりあえず3年ほど働いて金を貯めて転職するか。
転職するなら大都市がいいが、今いるところが地理的に不利すぎる。
どうすれば未来が拓けるか、悩む日々は続くのだろう。

いい人と思われたいという感情は捨てるべき 2

 

嫌われたくない、自分の話がつまらないと思われたり自慢ととられたりしたくない、ふとしたことで差別発言など失言をしたくないといった後ろ向きで頼りない姿だ。

私の周りには同じような先輩がいる。

常に思うことは尊敬されたいという「カッコつけ」は大体残念な結果に終わるということだ。

実力の伴わない者が「尊敬されたい」という気持ちを持っていても、大体「お前より偉いんだ」という態度に暴走してしまい、終いには部下や後輩には見透かされ煙たがられるというのが関の山なのだ。

 能ある鷹は爪を隠すとはよく言ったもので真に実力のある人間は自然体の姿そのもので人を惹きつける。

いい人と思われたいという無駄な感情は捨てるべきだ。

 

ついでに言うと、先日飲みの席で辞めた同期を早かったなと嘲笑ったことも決して許しはしない。いくら「カッコつけ」をして発言自体を減らしても、本質的な人間の中身というものはなかなか変わるものではない。ふとしたことで結局醜い部分は露呈するのだ。


 

マネージメント能力も何もない管理職ばかりでとても褒められた企業じゃないなと改めて思い知らされる。

いい人と思われたいという感情は捨てるべき 1

今日も相変わらず上司が向こうから話を振ってこないため、沈黙を避けるべく俺は気を使って話題を提供していた。

当たり障りないように天気の話から食べ物、車、自然風土…手を変え品を変え工夫するのに腐心した。

途中でふと明日の行事について触れたのだが、そこで明日の仕事内容について妙に詳しく聞かれその場で確認しようとすると叱責された。「明日のことはしっかり把握しておけ。」と。

相手に気を使ってやったことで、自ら説教を食らうという悲劇から一日が始まった。

以降、自ら地雷を踏むような真似はしないと沈黙を決めた。

振り返ってみて改めて本当に馬鹿らしく腹立たしいことだ。

最近この沈黙が非常にストレスなのだ。

沈黙自体が嫌いなわけではない。その上司は客先では積極的に媚びるように話をしている。つまり部下が話題を提供するのが当然という態度が許せないのだ。

まともな人間ならば50代の管理職と新卒の間での歴然とした差があるなかで、部下が気を遣うことぐらい容易に想像できるだろう。

自ら話をせずだんまりを決め込む姿勢はビジネスマンとしても先輩としても全く尊敬できない。

部下がどのような性格で、どういった業務で負荷がかかっているかといった個々の得意不得意などを把握し、適切な仕事の割り振りを考え、組織の運営を円滑に進めるのが管理職の役目であろう。一体この男は何を考えているか。

私が想像するに、端的にいうとこれは「カッコつけ」である。

 

 

次に続く